
スキージャンプは、“きれいなフォームでいかに遠くへ飛べるか”を競うウィンタースポーツである。
ジャンプ台と呼ばれる専用の急斜面を下りて、そのまま角度の付いた踏切台から空中に飛び出し、専用のスキー板と体のバランスを取りながらジャンプを決める。
派手でダイナミックな競技である一方、屋外競技のため、天候や風の向きや強さ、助走面の雪質など自然条件に大きく左右されるため、とてもデリケートな競技でもある。
ジャンプ台と呼ばれる専用の急斜面を下りて、そのまま角度の付いた踏切台から空中に飛び出し、専用のスキー板と体のバランスを取りながらジャンプを決める。
派手でダイナミックな競技である一方、屋外競技のため、天候や風の向きや強さ、助走面の雪質など自然条件に大きく左右されるため、とてもデリケートな競技でもある。


ジャンプのはじまりは、17世紀ごろノルウェーで囚人対する刑罰として行われたのがジャンプのはじまりだったという説やノルウェーのテレマーク地方で、スキーで遊んでいるうちに自然に出来上がったという説など諸説ある。ノルウェーのテレマーク地方で発達をしてきたため、もっとも美しいとされる着地姿勢は地名からとって「テレマーク姿勢」と呼ばれている。また、最初のジャンプ競技大会もノルウェーで行われた。


転倒等の危険を伴う競技であるため、特殊素材の全身スーツとヘルメット、ゴーグルを着用して競技に挑む。
スキー板は、通常のスキー板に比べ非常に大きく軽く作られており、長さはBMIで算出された数値を基準として、身長に対し最大で145%のスキー板を使用することができる。

1度の競技で2回ジャンプを実施。それぞれのジャンプの①ジャンプの飛距離(=飛距離点)と②ジャンプ・着地の美しさ(=飛型点)をポイント化した合計値で競う。


K点=60点を基準に、飛んだ距離によってポイントを算出。
女子ジャンプの場合は、K点を基準に1m=±2.0点が加減されていく。
例)K点90mのジャンプ台で95mを跳んだ場合
加減距離5m × 2.0点 + K点ポイント60点 = 70ポイント
女子ジャンプの場合は、K点を基準に1m=±2.0点が加減されていく。
例)K点90mのジャンプ台で95mを跳んだ場合
加減距離5m × 2.0点 + K点ポイント60点 = 70ポイント

ジャンプの美しさ・正確さ・着地姿勢などを5人の審査員が審査。1人当たり20点を持ち点とし、0.5点単位で採点していく。
公平を期するため、最高点と最低点を引いた3人の点数を足したポイントが飛型点となる。
公平を期するため、最高点と最低点を引いた3人の点数を足したポイントが飛型点となる。


・オリンピック冬季競技大会(4年に1度)
※女子スキージャンプは2014年ソチオリンピックより正式種目になりました
・FISワールドカップ(毎年)
・ノルディックスキー世界選手権大会(2年に1度)
※女子スキージャンプは2014年ソチオリンピックより正式種目になりました
・FISワールドカップ(毎年)
・ノルディックスキー世界選手権大会(2年に1度)


蔵王ジャンプ台はスキー場に隣接しているため、スキーを楽しみながら観戦することもできる。
ただし、冬季の大会はかなり冷え込むため、充分な防寒対策をして応援をしよう。
また、国際大会はテレビ放映していることもあるので、現場にはなかなか行けない方も、是非テレビで応援をしてみてはいかがでしょうか?

2014ソチ五輪から正式種目となった女子ジャンプは、いまのスポーツ界においてものすごく注目を浴びている。というのもスキーのなかでも体力とメンタルの両面が特に要求される極限のスポーツだからだ。
風を読み、助走してハイスピードで踏み切り(サッツ)から飛び出し空中を飛んでいく、そして飛距離を競う。そこにはアスリートとしての潔さと気持ちの強さが込められる。
文:岩瀬孝文(FIS公式フォトグラファー)
風を読み、助走してハイスピードで踏み切り(サッツ)から飛び出し空中を飛んでいく、そして飛距離を競う。そこにはアスリートとしての潔さと気持ちの強さが込められる。
文:岩瀬孝文(FIS公式フォトグラファー)